1S-D21
スマートものづくりゾーン
漆とともに今を生きる
9000年の歴史を経て受け継がれてきた漆の力を、現代に見直す。漆の力と現代の技術を一つにつなぐとき、そこに生まれるのは何か。また、その技術を伝えて来ながら、今危機に瀕している輪島の現状を伝える。忘れてはいけない。
ガラスの裏側に漆と銀箔を塗布。乾く間に、漆が箔を引っ張って自然に文様を作りだす。それを自然紋の名付けた。乾けばもう動くことはない。光があたると独特の屈折を見せる。窓や壁の装飾、仕切り、家具の一部などに使える。文様は二つと全く同じものはできないが、乾燥時のデータを取り込むことで、似たようなものができる。
アクリルに天然漆を塗布し、銀箔を置く。乾燥の間に漆が動き、箔を引っ張って自然の文様を作る。それを自然紋と呼び、室内装飾に応用してきた。薄い板に制作してからレーザーカッターで切ったり、またそれを熱で曲げることも可能。アクリルとアクリルの間に漆を挟み、何枚か重ねることもできる。光を当てるとそれに漆が反応し、独特の光り方を見せる。
漆をシート状にし、箔を置いて自然紋をほどこした。そのまま布や紙のように、好みの形にハサミで切ることができる。また、接着剤を変えることで、金属、紙、ガラス、合成樹脂など様々な素材に接着可能。従来は、漆を施せる素材に限りがあったが、これにより、自然紋を運ぶことが可能になった。丸めて送ることもでき、運送費を削減。ガラスの間に挟むなどの工夫も可能。大きさ300 x 1800 mm。
鏡面仕上げしたチタンに、チタン蒔絵を型押しで加飾した。一例として掛け軸に施し、「三遠」効果で東洋の遠近法を表現する。チタンと天然漆を同時に磨く技術で実現。日本製鉄、東京ステンレス研磨興業との三社共同開発。軽量で抗菌性の高いチタンは、扁額、屏風、天井の装飾などに適している。
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